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ケア前に押える!乳輪の黒ずみの基礎知識

自分の乳輪の色は人よりも濃い気がする・・・と、見た目もあまりよくない乳輪の黒ずみにコンプレックスをもっている女性は意外と多いようです。

また、黒ずんだ乳輪は遊んでいる証拠といった都市伝説も昔ほど耳にしなくなりましたが、中にはいまだに信じて疑わない男性もいるせいか、ピンク色の乳輪を理想とする女性は少なくありません。

そのため、乳輪の黒ずみを解消する方法やケアグッズは、比較的、売れ行きもよいようですが、残念ながら、現在の医学では黒ずみを100%確実に解消する特効薬や治療法は確立されていません。

では、乳輪の黒ずみを解消することはできないのかというと、必ずしもそうではなく、治療方法によっては、ある程度薄くする手立てはあるようです。

そこで、まずはなぜ、乳輪が黒ずんでくるのか、そのあたりの仕組みや原因についてザッと触れておきましょう。
乳輪の黒ずみ その原因とは?
乳輪が黒ずんで見える理由は、医学的(科学的)根拠の無いものも含めると諸説ありますが、乳輪の黒ずみはメラニン色素の沈着によってもたらされる現象のひとつです。

つまり、表皮最下部のメラノサイトと呼ばれる細胞で生成されたメラニンが多ければ多いほど、乳輪が黒っぽく(主に黒人に多い)見え、逆にメラニン色素が少ない白人は乳輪の色もピンク色に見える傾向にあるというわけです。

したがって、黄色人種である日本人の場合、ピンク色の乳輪であることの方が、どちらかというと少数派であり、茶褐色やベージュに近い色をしている女性の方が多いはずです。
乳輪が黒ずんで見える主な原因
加齢によるもの 刺激によるもの
加齢により、肌の新陳代謝が悪くなると、肌のターンオーバーが低下する。すると、本来、自然と角質層から少しずつ剥がれ落ちていくはずの古い角質細胞(表皮最下部のメラノサイトで生成されたメラニンも含む)が、そのまま肌に残ってしまうため、皮膚が黒ずんで見えるようになる。 皮膚は外部から様々な刺激(摩擦、圧迫、炎症など)を受けると、メラノサイトでメラニン色素が生成され、皮膚を守ろうする。ところが、このメラニン色素が過剰に作られると表皮に蓄積されてしまうため、黒ずんで見えるようになる。
※ 胸の小さな女性は色が黒く、胸の大きな女性は色が薄くなる(理由 … 胸が大きくなると乳輪も大きく広がる傾向が見られ、その分色が薄くなる)傾向があるといった説もありますが、医学的根拠はありません。
妊娠による乳輪の黒ずみ
女性は妊娠をキッカケに乳輪が黒ずんでくるケースも多いようですが、この現象もメラニンが主な原因と考えられています。

つまり、出産後の授乳に備え、赤ちゃんの吸いつく吸引力に負けないよ肌を守るために、メラノサイトでメラニン色素を生成するよう働きかけるため、妊娠を迎えた女性の乳輪は黒ずんで見えるケースが多いというわけです。

そのため、妊娠期に起こる乳輪の黒ずみは、一時的なものであり、授乳期間が終われば、徐々に自然と元の色に戻ると言われています。

※ ただし、体質によっては元の色に戻りにくい方もいるため、一概に全ての女性が、授乳期間後、元の色に戻るとは限りません。

後悔しないための乳輪の黒ずみケアの常識・落とし穴

理由はどうであれ、ピンク色の乳輪を理想とする日本人女性が多いのは事実です。

乳輪の黒ずみは、メラニンの色素沈着が主な原因と考えられているため、その黒ずみを解消するには、まず、この色素沈着をどうにかしなければなりませんが、冒頭でも触れたとおり、現在の医学では確実に解消する特効薬や治療法はいまだ確立されていません。

しかし、黒ずみをある程度薄くする方法はあるようなので、その主な治療法を2つほど紹介しておきます。
レーザー治療
乳輪の黒ずみの原因であるメラニン色素を、レーザー(ルビーレーザー等)で破壊し蒸散させることで色を薄くしていく方法がレーザー治療です。

レーザー治療は痛みも少なく(ただし、照射時にチクッとした痛みを感じる方もいます)安全性の高い治療法ではありますが、次のような理由から、乳輪の黒ずみ対策としてのレーザー治療はあまりおススメできないと考えているクリニックも少なくありません。
レーザー治療の落とし穴
チェック費用が高い…
チェック照射によるかさぶたができやすく、肌への負担が大きい…
チェック肌に色ムラ(ところどころ、まだらに色が抜けている状態で修正が難しい)ができてしまう…
ハイドロキノン
近年、レーザー治療のような色ムラのリスクが少なく、安全性の高い治療法として主流になりつつあるのが、ハイドロキノンを使った乳輪の黒ずみケアです。

ハイドロキノンには、メラニン色素を生成する酵素の働きを抑制し、メラノサイトの数を減らす作用があることから、このハイドロキノンを気になる乳輪の黒ずみに塗布し、徐々に色素沈着を薄くしていきます。

しかし、ハイドロキノンだけでは皮膚へ浸透しにくいため、さらにトレチノインの作用(古い角質を剥がし、積極的に皮膚の再生を促す)を利用することで、より効率よく黒ずみを薄くする治療法を試みるのが一般的なようです。

ただし、ハイドロキノンやトレチノインには強力な作用があるため、正しく使用する分には安全性は高いものの、使用方法や用量を誤ると、肌の一部だけが真っ白になってしまう(白斑)恐れがあるので扱いには注意が必要です。

※ ハイドロキノンやトレチノインを使用する際は必ず医師の指導に従うようにして下さい。




豆知識:ハイドロキノンの作用と副作用について

ハイドロキノンには、シミやシワの原因であるメラニン色素を生成する酵素(チロシナーゼ)の働きを抑制し、メラノサイト(メラニン色素を造る細胞)の数を減少させる作用を併せ持っているため、この薬剤を治療したい肌に塗布すると、シミやシワが徐々に薄くなると共に予防する働きがあると考えられています。

ちなみに、ビタミンCやプラセンタ・コウジ酸などもシミやシワ予防・美白には有効ですが、ハイドロキノンが他の有効成分と大きく異なる点は次の通りです。
ハイドロキノン 既に生じたシミ(メラニン色素が皮膚に沈着したもの)を除去する働きがある!
ビタミンC …など メラニンの生成を抑制するが、既に生じたシミには大きな効果は期待できない!
つまり、ビタミンC等にはメラニン色素を抑制する働きはあるものの、既に生じているシミに対しては大きな効果は得られないと考えられており、この点がハイドロキノンが〝お肌の美白剤〟であると呼ばれる所以です。

白斑画像一方、ハイドロキノンは肌のシミやシワを除去する強力な働きがあることから〝漂白剤〟と例えられることもあり、ハイドロキノン配合クリーム(軟膏)の用法・用量を誤ると、白斑といって肌の一部だけが真っ白になってしまうリスクが挙げられます。

なお、ハイドロキノン使用時の主なリスクや副作用については以下のとおりです。
主なリスク・副作用
チェック 白斑チェックかぶれ、赤み、ヒリヒリ感チェックアレルギー症状