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コレだけは押える!血液検査で中性脂肪値を測定する理由

血液検査で測定することのできる項目のひとつに〝中性脂肪(値)〟という検査項目があります。

中性脂肪は肥満との関連性が強いということは、皆さんもよくご存じかと思いますが、その数値の意味するところがいまいちよく解らず、あまり気にもとめないという方は意外と多いようです。

そこで、血液検査によって示される中性脂肪(値)には、いったいどんな意味があり、数値の高低によってどのようなリスクを負うのか、そのあたりの基礎知識について少しまとめておきましょう。
血液検査で分かることとは…
私たちの体を循環している血液は、概ね60秒程で体内を一巡していますが、この血液を構成している成分は大きく2種類〝有形(血球)成分〟と〝無形(血漿)成分〟とに分けることができます。
血液成分 主な特徴 体内に占める割合
有形(血球)成分 赤血球 血液の大部分を占めている(最も数が多い)成分。主に肺で受け取った酸素を各臓器の組織細胞に運ぶとともに、不用になった二酸化炭素を受け取り運搬する働きがある。 約40~50%
白血球 主に体内に侵入してくる有害な細菌や異物を取り除くことで、体を感染から守る働きがある。
血小板 主に出血時に血を止める血栓としての働きがある。
無形(血漿)成分 血漿 ブドウ糖をはじめ、たんぱく質や脂質、ミネラル、ナトリウムなど多くの有機成分を含んだ血液中の液体成分。生体維持の調整や結合物質の運搬など非常に多くの役割を担っている。 約50~60%
いずれの血液成分も生命維持に欠かせない重要な役割を担っているため、体の隅々まで流れている血液を採取し分析することは、外見からでは判断できない様々な病状を知る上で非常に有効な臨床検査と言えます。

現在、血液検査によって得られたデータを基に分析できる検査項目は1000種類以上にも上りますが、体の健康状態を知る上で最も最適な検査方法であり、通常、中性脂肪(値)も、この血液検査によって行われます。
中性脂肪(値)を知ることの必要性
中性脂肪は肥満との関連が強く、血液検査によって示された数値が異常に高ければ、医学的な知識がなくても〝危険〟を察知することができます。

ところが、血中脂肪として血液中に溶け流れている中性脂肪が多いと、外見上は太って見えない(いわゆる、隠れ肥満)ため、太っているという自覚症状がなく、示された異常な中性脂肪値を見ても、あまり気にもとめないという方は意外と多いようです。

しかし、血液検査で判明した中性脂肪が異常な数値(極端に低すぎても危険!)を示している場合は、次のようなリスクが高まるということを肝に銘じておかなければなりません。
中性脂肪の特徴と主なリスク
別名「トリグリセライド(TG)」または「トリグリセリド」。

コレステロールやリン脂質、遊離脂肪酸と並ぶ脂質のひとつで、必要に応じてエネルギーとして利用されるが、余った中性脂肪は脂肪細胞に蓄積されてしまう。

また、過剰に増えた脂質は、血管の内側に溜まってしまうため、動脈硬化を起こしやすい(高コレステロール血症が合併することにより、脳卒中や虚血性心疾患などのリスクも高まる)。

※ ただし、中性脂肪自体が動脈硬化の直接の原因になるわけではない。エネルギーに変換されない中性脂肪が増えると、動脈硬化を促進する酸化LDLなどの成分を作り出す悪玉コレステロールを増やしてしまう(一方、善玉コレステロールは減少)ため、中性脂肪は間接的な動脈硬化の原因となる。

ちなみに、特に健康上問題ないとされる成人のTG基準値は50~149mg/dLとされ、150mg/dL以上になると高トリグリセライド血症と診断される。
なお、一般的に中性脂肪(値)は低い方が健康によいと言われていますが、極端に低すぎるのも考えもののようです。
中性脂肪が極端に低いと…
中性脂肪は血液中に含まれる糖分が不足した場合、その代わりとして体を動かすエネルギー源として使用されるため、貯えが極端に少ないと、体の抵抗力が低下し病気にかかりやすくなったり、体力が落ちやすくなってしまう。そのため、血液検査で中性脂肪値が40mg/dL以下になってくると、低中性脂肪血症と診断されることもあるが、日常生活に特に支障がなければ、必ずしも治療が必要になるわけではない。

血液検査で中性脂肪値を測る際の注意とポイント

体内に取り込んだ、あらゆる有機物(炭水化物や糖分)は、ブドウ糖に分解され吸収されてしまうため、食後(あるいは飲酒)30分経過したあたりから、中性脂肪は徐々に上昇し始めます。

※ 個人差もありますが、食後5時間前後をピークとし、その後、徐々に減少していくようです。

そのため、血液検査によって正確な中性脂肪(値)を把握するには、必ず12時間以上絶食(もちろん飲酒も×)し、空腹状態で採血するのが基本だと言われています。

また、日常的に服用している薬品などがある場合、その服用薬(避妊薬なステロイド剤など)によっては中性脂肪(値)に大きな影響を及ぼすことも考えられるため、検査前に必ず医師に申し出ておかないと、正しい数値が得られないこともあり注意が必要です。
正確な中性脂肪値を測定するには…
point!12時間(16時間以上が理想とも言われています)以上絶食する!

※ 飲酒も同様!ただし、お茶や紅茶(ミルク・砂糖抜き)などであれば、中性脂肪値には影響ないとも言われている(ただし、他の検査項目に影響を及ぼすことも考えられるので必ず確認すること!)。

point!日常的に服用している経口薬等があれば必ず医師に告げること!

※ 経口避妊薬・ステロイド剤など!


豆知識:中性脂肪対策向けのサプリメントとは !?

見た目で太っていると判断できる皮下脂肪タイプの肥満とは異なり、中性脂肪は数値が高くても外見上は太って見えない方(いわゆる隠れ肥満)がいるため、見た目の効果が現れにくく、どうしてもダイエットが続かないという方は少なくありません。

基本的に中性脂肪値を減らすには、日常的な運動や食事療法などを取り入れながら生活習慣を見直し改善していくことが最も望ましいとされていますが、最近はサプリメントを服用しながら中性脂肪対策を行っている隠れ肥満者も増えているようです。

しかし、外見上は薬のように見えても、サプリメントはあくまで生活で足りないものを補う補助的食品に過ぎないということを理解しておく必要があります。

したがって、サプリメントを摂取したからといって病気の改善につながるわけではありませんが、中性脂肪(値)が気になるという方が補助的に摂取するという意味では、サプリメントもまた有効です。

そこで、中性脂肪対策向けのサプリメントをいくつか紹介しておくので、中性脂肪が気になるという方は参考にしてみてください。
主なサプリメント
黒酢 DHA・EPA セサミン ギャバ
血液をサラサラにし、中性脂肪やコレステロール値を下げる。 青魚(鰯、サンマなど)に多く含まれる不飽和脂肪酸の一種。黒酢同様、中性脂肪値やコレステロール値を下げる。 ゴマなどに含まれている抗酸化作用に優れた成分。中性脂肪を抑制する働きがある。 中性脂肪の増加や、血液中のコレステロールを抑制する働きがある。