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コレだけは押える!痙攣性便秘の基礎知識

ひと口に〝便秘〟といっても、その便秘を引き起こしている原因によって、いくつかのタイプに分けることができますが、痙攣性便秘とは、その内のひとつに分類されるタイプのことを指しています。

もし仮に、あなたのその便秘が痙攣性便秘の症状に当てはまるような場合、刺激の強い下剤などを使ってしまうと、かえって体調を悪化(腹痛…など)させてしまうこともあるので注意が必要です。

そこで、痙攣性便秘とは、いったいどのような便秘なのか・・・?

その症状や特徴について理解しておくことが大切です。
便秘 矢印 機能性便秘 矢印 単純性便秘 矢印 弛緩性便秘
直腸性便秘
食事性便秘
痙攣性便秘
器質性便秘
痙攣性便秘の原因とメカニズム
便秘には大きく2つ《機能性便秘》と《器質性便秘》に分けることができますが、痙攣性便秘は前者の機能性便秘に属する症状のひとつです。

この機能性便秘は、主に大腸の運動機能低下が関係していると考えられていますが、その内のひとつである痙攣性便秘は、特に自律神経の異常が原因で腸の機能低下を招いていると見られています。

※ 一方、器質性便秘とは何らかの病気が原因で起こる便秘なので、その原因となっている病気の根本治療が必要となってきます。

そこで、自律神経の異常が便秘にどうかかわってくるのか・・・そのあたりの仕組みについて補足しておきましょう。
痙攣性便秘が起こる仕組み
自分の意思とは無関係に働く自律神経には、大きく2つ〝交感神経〟と〝副交感神経〟がありますが、この2つの神経がバランスよく切り替わることで腸の健康は保たれているのです。
交感神経 副交感神経
脳や体を活動しやすい状態にしてくれる神経。脈拍が上昇したり、筋肉が硬くなったり、血管か収縮する。交感神経が優位にあるときは、腸の血管も収縮するため、大腸の働きは抑えられてしまう。主に緊張しているときやストレスを感じている時などに強く働く。 交感神経とは対照的な作用をもっており、筋肉の弛緩や血管の拡張、心拍数の低下を招く。副交感神経が優位にあるときは、大腸の血管も拡張するため、腸の働きが活発化する。主にリラックスしているときに強く働く。
腸内に入ってきた内容物(食物など)は、腸の蠕動運動(簡単に言ってしまえば、芋虫のような動き)を繰り返すことで肛門に向かって移動させていきますが、この蠕動運動が活発化するのは、副交感神経が優位にあるときです。

そのため、常にストレスにさらされ続けていたり緊張状態にあると、交感神経ばかりが優位に立つため、腸の蠕動運動が止まってしまい、腸が痙攣(痙攣によって腸の一部分が狭くなることもある)を起こし、その結果、便秘となってしまうのですが、逆に副交感神経の働きが強すぎても問題となります。

というのも、副交感神経の作用により腸の働きが強まると、蠕動運動も活発化するため、便中に含まれる水分が、腸内で十分に吸収されないまま、急激に移動してしまうことによる下痢を招いてしまうこともあるからです。

したがって、自分は痙攣性便秘だからといって、単純に副交感神経が優位にあればよいと言うものではなく、交感神経と副交感神経がバランスよく切り替わることが重要になってきます。
痙攣性便秘に見られがちな症状と特徴
痙攣性便秘は、腸の〝けいれん〟によって内容物の移送が妨げられているために起こる便秘なので、常にお腹が張ったような感じを受けたり、腹痛や不快感を伴う方は少なくないようです。

これは、痙攣を起している腸の圧力が高くなるために起こる症状のひとつですが、痙攣性便秘の方は、他にも次のような特徴が見られます(ただし、個人差あり)。
痙攣性便秘に見られがちな主な症状
チェック便意はあるのに、なかなかでない(出ても極少量)…
チェックウサギの糞のようなコロコロとした形状の硬い便が出る…
チェック排便後もスッキリしない…
チェックよく下痢と便秘を繰り返す…
チェック排便前になると腹痛を伴い、排便後は軽快に向かう… など


やってはいけない!逆効果の痙攣性便秘対策とは?

痙攣性便秘とは、要は腸の働き(蠕動運動)が強すぎることが原因で起こる便秘なので、大腸を直接刺激して、無理やり活動させるような作用を持つ「センナ」や「ダイオウ」「ビサコジル」を含んだ下剤(いわゆる、刺激性下剤)使ってしまうと、結果的には、さらに腸の働きを助けてしまうことになります。

すると、かえって体調を崩したり、便秘症状を悪化(最初はよく効くものの、繰り返しているうちに習慣性(耐性をもってしまう)がついてしまい、薬量を増やさなければ効果がでないような頑固な便秘に悪化してしまう方も…)させてしまう恐れがあるので、痙攣性便秘の方が、刺激性下剤を使用する際は特に注意が必要です。

一般的に痙攣性便秘の場合は、便秘薬を使うと、ますます腸のバランスを崩してしまうことも考えられるため、できるだけ薬物治療は避けた方がよいと言われています。

そのため、痙攣性便秘の症状が見られる場合は、素人判断で便秘薬を使うのではなく、一度、専門医に相談することをおススメします。
痙攣性便秘の改善に役立つ知識
一般的に便秘の方は食物繊維の摂取量が少ないからだ!と指摘されることも少なくありませんが、痙攣性便秘の方が、お通じを良くしようと、ただ闇雲に食物繊維の豊富な食物をバクバク摂取していると、かえって便秘が悪化してしまうことがあります。

それは、なぜか・・・

何度もお話していますが、痙攣性便秘は腸の働きが強すぎるために起こる便秘症状なので、水に溶けにくい食物繊維(不溶性食物繊維)を取り過ぎると、大腸への負担(刺激)が大きいため、かえって不向きのようです。

そのため、痙攣性便秘の方は不溶性食物繊維ではなく、水に溶けやすい水溶性食物繊維を取る方が好ましいと言われています。
水溶性食物繊維とは… 不溶性食物繊維とは…
ペクチン、グルコマンナン、グアーガム …等 セルロース、リグニン …等
・海藻類(コンブ・ワカメなど)
・コンニャク
・寒天
・なめこ
・らっきょう…など
・大豆
・ゴボウ
・干しシイタケ
・かんぴょう
・穀物…など