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コレだけは押える!かんてん(寒天)で便秘が改善する仕組み

かんてん(寒天)を食べるとお通じがよくなり便秘が改善するといったような話を、一度くらい耳にした方も多いのではないでしょうか。

天草(テングサ)画像これは、かんてんに含まれる食物繊維が深く関係していると考えらますが、便秘を改善しようと〝かんてん(粉寒天)〟ばかり食べ続けていると、かえって便秘になることもある!ということは意外と知れらていないようです。

そこで、なぜかんてんを食べると便秘が改善するのか・・・?

まずはそのあたりの仕組みを知り、その上で、なぜ便秘改善によいはずの〝かんてん〟が原因で便秘がちになる人がいるのかについて理解を深めておくことが大切です。
かんてんの基礎知識
かんてんとは、トコロテンの原料として知られている天草やオゴノリといった海藻類(主に紅藻類と呼ばれる種類)から作られる食物のひとつで、通常、これらの原料を一度煮込み濾過して固めたものをトコロテン、さらに自然凍結(冬の寒冷地)と天日乾燥を繰り返したものを〝かんてん(寒天)〟と呼んでいます。

かんてんが便秘によいとされる理由は、食品に含まれる食物繊維にありますが、他の食材ではなく〝かんてん〟と名指しで指名されているのは、一般的に食物繊維が豊富だと認識されている穀物や豆類、海藻類などに比べ、かんてんに含まれる食物繊維の占める割合が非常に高く食べやすいこと、さらに、ノンカロリー食品である(つまり、ダイエットにも繋がり一石二鳥!)という点などが関係しているのかもしれません。

では、かんてんに含まれる豊富な食物繊維が、便秘改善にどうかかわってくるのか、そのあたりの仕組みについて補足しておきましょう。
食物繊維が豊富な食物
かんてん 約80%
キクラゲ黒 約70%
干しヒジキ 約50%
干しシイタケ 約40%
カンピョウ(乾燥) 約25%
インゲン豆 約20%
きな粉、小豆(乾燥)、大豆(乾燥) 約15%
かんてんで便秘が完全する仕組み
大ざっぱに説明すると、口から取り込まれた食物は、図のような経路を経て大腸へと運ばれますが、大腸で形成される便は、胃や小腸で消化吸収されなかった内容物(つまり残りカス)が元になります。
食道
矢印

(消化)
矢印
小腸
(主に栄養素の吸収)
矢印
大腸
(便の形成)
では、この胃や小腸で消化吸収されなかった内容物とはいったい何なのか?

その主な内容物が〝食物繊維〟です。

したがって、食物繊維の少ない食べ物ばかり取り続けていると、大腸に送られて来る前に吸収され尽くしてしまい、便の元となるもの(内容物)が腸に残らないので、便を形成することができず、便意が起きにくい状態(つまり便秘)となってしまうのです。

※ 腸は極わずかな内容物からも水分を吸収しようとするので、便自体がカチカチに硬化してしまい便秘が悪化してしまうこともあります。

また、食物線維はスポンジのように余分な水分や老廃物を吸収して膨れる性質があることから、便の量を増やし大腸を刺激するとともに便の硬さを調節するため、排便を促す働きがあります。

そのため、他の食材に比べ食物線維が特に豊富なかんてんを摂取すると、腸内環境が良くなり腸壁を刺激するため、便秘改善効果が期待できると考えられているのです。



かんてん(寒天)が原因で便秘がちになる人がいるってホント !?

かんてん(寒天)には、便秘を改善する成分が豊富に含まれているということは前項で説明したとおりですが、実は〝かんてん〟の過剰摂取が原因で便秘になる人もいるようです。

そこで、なぜ便通をよくするはずのかんてんが、かえって便秘を招いてしまうことになるのか、そのあたりの仕組みについても軽く触れておくことにしましょう。
粉かんてんの落とし穴
先に説明したとおり、かんてんに含まれる食物繊維には、スポンジのように余分な水分や老廃物を吸収する働きがありますが、この働きがかえって問題になってしまうこともあるようです。

つまり、粉かんてんのような食品を過剰に摂取し続けていると、本来あるべき体内の水分が不足してしまい、腸内のバランスを崩してしまうために便秘症状がかえって悪化してしまうのではないかというものです。

※ また、胃腸の働きが衰えているときに、消化時間のかかる食物繊維の多い内容物が多量に運ばれてくると、処理機能がうまく作用せず、便秘になる場合があるとも言われています。

したがって、積極的にかんてんを摂取しているからといって、必ずしも便秘が解消されるとは限らないので、〝かんてん〟を使った便秘改善法を試してみようと考えている方は、その点を十分に理解しておく必要がありそうです。