実践!女性のための美容&美肌雑学
コントレックスと便秘top
Topたるみシミ・シワ・肌荒れ脂肪・セルライト
黒ずみあざ・ほくろ便秘その他

コントレックスを飲むと便秘はよくなるのか !?

便秘にはコントレックスと呼ばれるミネラルウォーターがいいらしい・・・

何年か前に流行った便秘改善(ダイエット)策のひとつでしたが、コントレックスも、今ではすっかり定番のミネラルウォーターとして日本人の間でも定着しつつあるようです。

しかし、いくら便秘がちだからといって、普段から胃腸の弱い人には、あまり勧められないミネラルウォーターであるとも指摘されているのが、このコントレックスです。

そこで、なぜコントレックスを飲むと、便秘がよくなると考えられているのか、まずはそのあたりの仕組みについて理解を深めておきましょう。



コレだけは押える!コントレックスの基礎知識
便秘によいとされるコントレックスは、フランス北東部のコントレックス村を水源地としたナチュラルミネラルウォーターで、地下深くから採水した湧き水を加熱殺菌処理などせず、直接ボトリングしています。

このフランス産のコントレックスを、他の有名なミネラルウォーターと比較した際、特に注目すべき点は水に含まれている貴重な成分(ミネラル)の多さで、特に《カルシウム》や《マグネシウム》《サルフェート》といった成分の含有量が極めて高いことが見てとれます。

そして、これらの成分のうち、特に便秘の改善に影響があるのではないかと考えられている成分のひとつが〝マグネシウム〟です。
1リットル中に含まれる主な成分
商品名 カルシウム マグネシウム サルフェート 硬度
外国 コントレックス 486 84 1187 1551
エビアン 80 26 10 300
ボルビック 11 8 7 60
ヴィッテル 91 20 105 315
日本 南アルプスの天然水 9.7 1.5 ----- 30
六甲のおいしい水 6.5 3.7 ----- 32
森の水だより 8.5 2.9 ----- 33
※ 単位はmg / 数値についてはあくまで概算
というのも、簡単に言ってしまえば、マグネシウムは体内に取り込まれても吸収されにくく、浸透圧の作用によって腸壁から水分を奪い、大腸で形成される便を柔らかくしてしまう働きがあるからです。

※ 胃や小腸で消化吸収されなかった食物は大腸へ移動し、水分を吸収しながら便となります。

そのため、大腸で形成される便の水分量が原因(便の水分量が少な過ぎると排便がスムーズに行われません)で便秘を招いてしまっているような場合には、コントレックスに含まれるミネラルの働きによって便が柔らかくなるため、その結果、便秘が改善したという方もいるようです。
マグネシウム カルシウムと密接な関係にある成分のひとつ。大腸内での水分調整する働きがあり、便を軟化させる。
カルシウム 骨や歯を強くするために欠かせない成分のひとつ。また、精神を安定させ、イライラを解消する作用があると考えられている。
サルフェート 血液中の有毒な老廃物を体外に排出し、新陳代謝(細胞を活性化させる)を高める作用があることから、一時期、コントレックスによるダイエットが流行ったことも…。また、利尿作用・便通をよくするなどの働きがあるのではないかとも考えられている成分。


意外と知られていない !? コントレックスで便秘改善!の落とし穴

コントレックスを飲み続けると便秘が改善する人もいるらしい・・・

その真相については、前項でもお話したような、コントレックスに含まれる豊富なミネラル(主にマグネシウムなど)が深く関係していると考えられますが、実はコントレックスを飲むことによって、かえってお腹を下してしまう(つまり、下痢のような症状)人もいます。

それはなぜか・・・?

その理由は、ミネラルウォーターの〝硬度〟にあります。

硬度とは、簡単に言ってしまえば、水中(通常は1L中を基準)に含まれるカルシウムとマグネシウムの含有量を計り、その計測値を一定の公式に当てはめ算出した数値のことですが、この硬度数値により、市販のミネラルウォーターは〝硬水〟か〝軟水〟かに分類されます。

※ 硬度単位は、ドイツ硬度(dh)やアメリカ硬度(ppm)がありますが、現在、日本ではアメリカ硬度を使用。
硬度を求める公式
(カルシウム量×2.5)+(マグネシウム量×4)= 硬度

硬度の分類
軟水 中硬水 硬水
0~100mg/L 100~300mg/L 300mg/L以上
※ 分類の仕方は他にもあります。
ところが、日本では一部の地域を除き、ほとんどの地域で軟水(日本の水の硬度は20~60程度だと言われています)を生活用水として使っていることから、あまり硬水を口にする機会がないため、日本人には硬水が合わない体質の人も少なくありません。

※ 水に含まれる様々なミネラル成分は、雨水などが大地に染み込み時間をかけて流れることによって水中に溶け込みますが、日本の土地は狭く(貴重なミネラルを多く含む地層も少ない)地下水の滞留時間が短いため、ミネラルが溶け込みにくく、硬度の低い軟水が多いようです。

そのため、硬水のなかでも際立って硬度の高いコントレックス(硬度1500以上)のようなミネラルウォーターを摂取してしまうと、腸内の水分量が増えてしまい、下痢のような症状(個人差あり)を起してしまうというわけです。

また、カルシウムやマグネシウムがあまり多すぎると、水の味に抵抗を持つ方も少なくありません(つまり、不味く感じてしまう)。

したがって、コントレックスのような超硬水を使った便秘解消法が、必ずしもあなたの体質に合った改善策とは限らないということを理解しておく必要がありそうです。



豆知識:便秘がちの日本人の腸にはラブレ菌がいい !?

あまり知られていませんが、乳酸菌は大きく2つ〝動物性乳酸菌〟と〝植物性乳酸菌〟に分けることができます。

皆さんがよく耳にするチーズやヨーグルトなどの乳製品に含まれる乳酸菌とは、実は前者の動物性乳酸菌に属し、後者の植物性乳酸菌は、主に穀物や野菜を発酵させて作る漬物などの食品に多く含まれています。

では、なぜ日本人には動物性乳酸菌よりも植物性乳酸菌の方が適していると言われているのでしょう。

それは、以下のような理由からです。


チェック日本人は欧米人などに比べ乳糖を分解する腸内酵素が少ない!
チェック日本人の食文化は動物性乳酸菌よりも植物性乳酸菌との関わりが深い!
乳酸菌の多くは酸に弱く、腸に到達する前に通過する胃や十二指腸などで分泌される消化液(胃酸や胆汁)によって死滅してしまいますが、植物性乳酸菌の一種である〝ラブレ菌〟は特に生命力の強い菌であると考えられており、様々な消化液にさらされても死滅することなく生きたまま腸に到達すると考えられています。

すると、生きたまま腸に送られたラブレ菌は、腸内を酸性に保ち、体内に有害な物質を作ったり、腸の働きを弱める悪玉菌が住みづらい環境を作り出す手助けをするため、結果、腸内環境を整え、腸管の蠕動運動を促すことにより便秘が改善すると考えられているのです。