実践!女性のための美容&美肌雑学
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乳幼児のお尻や背中にかけて、よく見られる蒙古斑の多くは、成長とともに自然と消えていく(薄くなる)ので、特に治療する必要はありません。

蒙古斑の写真ところが、稀に大人になっても消えずに残ってしまう蒙古斑もあるため、出現部位や症状(大きさや濃淡など)によっては、大きなコンプレックスになってしまうこともあるようです。

そこで、なぜ蒙古斑ができるのか・・・

その原因や仕組みを知り、治療するとしたら、いったいどのような方法があるのか、まずはそのあたりの基本的な知識を押えておきましょう。




コレだけは押える!蒙古斑の基礎知識【原因 編】

蒙古斑は医学的には数種類ある〝青アザの一種〟として位置付けられており、主にお尻や下背、腰回りに集中して現れるといった特徴が見られます。

出現部位が特定の部位に集中しているのは、蒙古斑の原因であるメラノサイトが、母体にいる赤ちゃんの腰部を中心に活発に働いていることが関係しているのではないかとも言われていますが、稀にこの青アザが顔面や四肢、腹部などに出現するケースがあります。

※ 通常見られる部位とは異なる場所に出現することから〝異所性蒙古斑〟と呼んでいます。

この異所性蒙古斑は、通常の蒙古斑よりも範囲が広く、消失(退色)時期が遅いといった特徴が見られるため、アザの大きさや出現部位(衣服で隠せない場所など)にもよりますが、コンプレックスになりやすいようで、早期治療すべきかどうかで悩む人も少なくありません。
蒙古斑が現れる原因
なぜ、蒙古斑ができるのか・・・!?

その原因が非常に気になるところですが、蒙古斑ができる仕組みや原因については、実はまだよく分かっていないというのが現状のようです。

しかし、蒙古斑は皮膚色素の元になる〝メラノサイト〟と呼ばれる細胞が深くかかわっていると考えられています。
メラノサイトで生成されるメラニンは皮膚の色を決定する一要素であり、通常、表皮に存在する。ところが、このメラノサイトの一部が、表皮に向かう途中、表皮よりも深いところに位置する真皮層に残ってしまったために、その部分の皮膚が青みを帯びた色に見えてしまったアザが蒙古斑の正体。
なお、蒙古斑も黒アザと同じメラニン色素ですが、蒙古斑はメラニンを作る細胞が表皮基底層よりも深い真皮層にあるため、その色は、黒色や茶褐色ではなく、灰褐色~青みがかった色となって現れます。
~ 皮膚の内部構造 ~
皮膚の構造イメージ


コレだけは押える!蒙古斑の基礎知識【治療 編】

その仕組みや原因については、ハッキリと解明されていないものの、通常、お尻や腰回りに出現する蒙古斑の多くは、乳幼児の成長とともに薄くなったり消失するため、基本的に治療はせず、しばらく様子を見ましょう!と考える医師が多いようです。

ところが、一部の蒙古斑や色の濃い異所性蒙古斑の中には、自然消失の傾向が見られず、大人になってもそのまま残ってしまうことがあります。

そのため、蒙古斑に対してひどく精神的苦痛を感じていたり、美容上問題となるケース(顔面や広範囲に現れるなど)においては治療の対象となってきます。

そこで参考までに、どのような治療が行われているのか、その主な治療方法をいくつか紹介しておきましょう。
蒙古斑の治療方法
切除手術 患部の皮膚を切除し、皮膚を縫い縮める(縫縮)外科手術。患部の皮膚を切り取った後、縫合するため、患部周囲の皮膚に縮めるだけの余裕がなければ行えない(他の部位から皮膚を移植する植皮という方法もあるが…)こと、切除しても周囲に再発してしまうおそれがあるなどのデメリットが挙げられる。
レーザー治療 特定の色素に反応し吸収される性質があるレーザー光線(アザの治療には、主にQスイッチルビーレーザーやアレキサンドライトレーザーを使用)の働きを利用してメラニン色素を破壊する治療法。通常、数カ月に1回ペースによる複数回の治療(照射)が必要になるが、身体的負担が少なく安全性の高い治療法として医療機関におけるアザ治療の主流になりつつある。
冷凍凝固療法 液体窒素やドライアイスなどを使った治療法。超低温の液体を綿棒などに染み込ませ、患部を急激に冷やす(超低温やけど)ことで皮膚表面の異常組織を壊死(メラニン色素を破壊)させる。ただし、効果が不十分であること、傷跡を残しやすく痛みが強いなどのデメリットがある。

青あざ豆知識:太田母斑とは…!?

蒙古斑と同じく、メラニン系異常による青アザの一種で、日本人をはじめとする東洋人によく見られ、圧倒的に女性に多い!といった特徴があります。

太田母斑は、出生直後からある場合と、思春期頃になると目立ってくる場合がありますが、主に頬を中心に額や瞼の周囲にかけて出現しやすく、その色は褐青色(時には青紫色や茶褐色の場合もある)をしています。

この太田母斑は、お尻にできやすい蒙古斑とは違って自然治癒が難しいため、見た目が気になる場合は治療が必要になってきますが、その治療法は、蒙古斑と同じく、最近は健康保険が適用されるレーザー治療が主流になりつつあるようです。