実践!女性のための美容&美肌雑学
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メスを使わないシワ・たるみ治療として注目されている、アンチエイジング治療器〝サーマクール〟を導入しているクリニックは、日本でも増えているようです。

サーマクールは、他の美容医療などに比べると、肌への負担が少なく、安全性の高い医療機器だと考えられているようですが、失敗の恐れがまったくないわけではありません。

そこで、サーマクールで起こりうるリスク(失敗例や副作用)とはどんなものかについて、少しまとめておきます。
サーマクール導入クリニック

知らないと怖い!サーマクールの失敗例と副作用

米国Thermage社が開発したサーマクールとは、簡単に言ってしまえば、電気エネルギーの一種である高周波RF(ラジオ波)の熱作用を利用した医療機器のことです。

※ レーザー治療では〝電気〟ではなく〝光〟エネルギーを利用しています。

皮膚に、直接、高周波エネルギーを照射して、表皮を傷つけることなく深い真皮層深部~皮下組織上層(長い波長をもつラジオ波は、皮膚の深層にまで働きかけることが可能)に熱を加えて細胞を刺激(活性化)し、皮膚深層内のコラーゲンの生成を促すことで、加齢により進行してしまったシワやたるみの改善を試みる医療機器であるとすれば、サーマクールによって起こりうる失敗ケースとしては、まず第一に高周波エネルギーの出力設定ミスによるものが考えられます。

つまり、具体的な失敗例としては、患者の肌質を考えず、1度でより高い効果を出そうと高出力に設定したエネルギーを照射してしまうことによる〝火傷〟などがいい例です。

サーマクール画像ちなみに、過去には考えられないほどの高出力レベルのエネルギーを皮膚に照射してしまった結果、皮膚細胞が再生不能なほど破壊されてしまい、肌の一部が凹んでデコボコ状態になってしまったという失敗例もあるようです。

現在は照射技術の向上や症例数の増加により、このようなトラブルは稀だと言われていますが、サーマクールも強い電気エネルギーの熱作用を利用した医療行為である以上、100%安全ということはありえないということは肝に銘じておくべきです。

また、失敗とは少し意味合いが異なってきますが、サーマクールには主に次のような後遺症(副作用)を一時的に伴うケースもあるようなので、併せて理解しておきましょう。
サーマクールで起こりうる主な副作用
チェック痛み

個人差や部位にもよるが、出力レベルが高すぎると照射中に痛みを感じる人もいる!

チェック赤み

術後は熱をもっているため、患部に赤みが出る人もいる。ただし、一時的なもので、数時間~1日程度で治まることが多い!

チェック腫れ(ほてり)

赤みと同様、熱の影響による腫れやほてりがしばらく続く人もいる。症状が治まる期間は、赤みよりも長引くことこともあるようだが、一時的なものであり、遅くとも数日程度で収まる(異常な腫れや、いつまで経っても腫れが引かない場合は、出力レベルのミスなどが考えられる)!

チェックその他

症例は少ないが、稀に色素沈着や水疱、軽い火傷、瘢痕のほか、麻酔クリーム使用者に起こる肌のかぶれ…など


サーマクールで失敗しないためのクリニック選びのポイント

サーマクールは、コンピュータ制御の下、治療が行われるため、Thermage社製の医療機器(チップも含めてすべて純正品であること)を導入しているクリニックであれば、実施者の腕にそれほど差が出るわけではありません。

しかし、皮膚組織の構造や患者の肌質などを把握(理解)した上で、適切な出力レベルを設定することは大切です。

先にも説明したとおり、現在は、照射技術の向上や症例数の増加などにより、取り返しのつかないような失敗例は稀だと考えらえれていますが、サーマクールも医療行為である以上、100%安全ということはありえません。

そこで、サーマクールで失敗しないためのクリニック選びのポイントについていくつか挙げておくので参考にしてみてください。

※ 下記に挙げる次項に該当するからといって100%安全なクリニックであると保証するわけではないので、あくまで参考程度に受け止めてください。
認定クリニックの有無
認定証書サーマクールを開発したThermage社では、指定されたカリキュラムを修了した医師にのみ認定証書を与える〝認定医制度〟を設けています。

つまり、この認定証書を付与された医師は、サーマクールに関する一定レベルの知識や技術が身に付いていることを意味しているので、クリニック選びの際のひとつの判断材料になるかもしれません(ただし、たとえ認定医が在籍していても、他の者が施術を行っていては認定医の意味は薄れますが…)。
経験・症例数
サーマクールのようなコンピュータ制御された医療機器では、適切な出力レベルを設定することが非常に重要です。

そのためには、皮膚組織の構造や個々の患者の肌質を見極める知識や経験がモノを言います。

そのため、サーマクールの経験や症例数が多く治療に精通しているクリニックを選ぶというのも選択基準のひとつといえるかもしれません。
デメリットについての説明の有無
医療技術の進歩により、サーマクールも最新機種が登場しており、従来の危機に比べると肌への負担も軽減されているといわれています。

しかし、医療行為である限り、100%リスクのない安全な治療法というわけではありません。

そのため、先に挙げたようなリスク(後遺症や副作用)についての説明がなかったり、治療時にはまったく痛みがない!(麻酔の有無や個人差にもよるが、痛みに関しては無痛ということはありえない)といったメリットばかり強調し、すぐにでも契約に結び付けようとするようなクリニックは、なるべく避けた方が賢明かもしれません。

※ また、絶対とは言い切れませんが、極端に安価な料金体制のクリニックでは、人件費の安い研修医やアルバイト医師が行っていることも考えられます。